ECサイトに新たな表示ルール~特商法の改正で変わることとは?~

2022年05月18日

法改正

仙台のホームページ制作会社ワンクルーです!

インターネット通販や通信販売などに関する新たな規制を盛り込んだ「改正特定商取引法」が2022年6月1日に施行されます。
施行に伴い、今回は事業者さまにとって“特に影響が大きいと思われる変更点”を4つご紹介いたします!
(事業者さまはもちろん、消費者となる方々も知っておいて損はない情報です!)

①申し込み直前の画面に注文内容を表示(最終確認画面)

申し込みの直前の画面(最終確認画面」に、商品の分量や販売価格、支払い時期・支払い方法、引き渡し時期、申し込み期間、申し込みの撤回・解除に関する事項を“分かりやすく表示すること”が義務付けられます。

②注文内容や契約の申し込み手続きに関して、消費者を誤認させる表示の禁止

例えば、継続期間を設けた定期購入の契約にも関わらず、最終確認画面に「トライアル」「お試し」といった文言を強調して表示し、まるで定期購入ではないかのように消費者を誤認させる行為は違法となる可能性があります!

③申し込みの撤回や解約をさまたげる不実告知(嘘)の禁止
解約を希望されるお客様に対して、「定期購入契約だから残額を支払わないと解約できない」と嘘を言ったり、「その商品を今やめてしまうと逆効果になる」と事実ではない説明したりすることは禁止。

④消費者による注文の取消権を新設
最終確認画面に表示された注文内容が事実と異なったり、必要な内容が表示されていなかったために、消費者が内容を正しく理解せずに(内容を誤認して)注文を申し込んだ場合、消費者はその契約を取り消すことが可能になります。

詳しくは、消費者庁が発表する「令和3年特定商取引法・預託法の改正について」をご確認ください。
令和3年特定商取引法・預託法の改正について(外部リンク)

「改正特定商取引法」が施行される2022年6月1日以降、ECサイトの事業者さまは新たな表示ルールなどを遵守する必要があります。
注文内容に関する表示や、契約申し込みの手順などに関して、消費者を誤認させる表示・表現がないか、十分に確認しましょう!

ワンクルーでは、ECサイト制作も行っておりますので、お気軽にお問合せくださいませ♪

ホームページ制作について
お問い合わせ

[ ECサイトに新たな表示ルール~特商法の改正で変わることとは?... ]スタッフブログ2022/05/18 15:33